冬の生活

藁沓地方名ウサギバナのフカグツ(兎鼻の深沓)

使用法

深沓は、雪中に履く稲藁製の藁沓の一種で、つま先が丸く兎の鼻のような形をしているものをウサギバナ、細く尖っている形のものをキツネバナと読んだ。直海谷川沿いでは、金間から下流はウサギバナ、内尾辺りではキツネバナが履かれた。稲藁製は保湿性に富み、寒冷地の雨雪除けには重要な素材であった。

採集場所
旧河内村(現石川県白山市河内町)
使用地
旧河内村久保
数量
1