食
挽臼地方名イシウス(石臼)
使用法
小麦や米、大豆やソバなどを挽いて粉にする。上臼・下臼があり、上臼の下面・下臼の上面に溝が刻まれている。上下臼は円の中心に芯棒を立てて固定し、上臼の上面には穀物の粒を入れる穴が下面まで貫通している。上臼の側面には挽木を付ける穴があいている。この挽木を持って上臼を回転させ、上面の穴から穀物を入れると、両臼の溝が擦り合わさって粒が砕かれて粉となり、溝を伝って外に出される。挽臼は粉受けの中に据えて使い、外に出された粉はこの粉受けにたまる。本具は、芯棒・挽木が失われている。
- 採集場所
- 旧吉野谷村(現石川県白山市)
- 使用地
- 旧吉野谷村
- 数量
- 1
- 高さ
- 262mm
- 直径
- 286mm